空気が重く体につく。 皮膚が重力に逆らえず、垂れ下がっていく。 気がづくと浅い呼吸。 頭の芯にある重しがとれない。 水がほしい。 眠りが必要だ。
疲れとともに、よそよそしい感覚が無くなり、ものとしての輪郭が薄れていく。 前後左右の硬さは曖昧となり、脆く興味の外になる。
毎日新陳代謝。 明日は新しい。 古いこと、新しいこと。 探している。 草むらに虫。 知らないことばかり。 むやみに飛ぶ。落ちる。 夜に鳴く。
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